雅楽のしらべ(150周年記念イベント)

金谷ホテル歴史館 150周年記念
― 雅楽のしらべ ―

日 時 : 2023年6月17日(土)
第一部 11:00〜11:30
第二部 12:00〜12:30
第三部 13:00〜13:30

演 奏 : 日光東照宮楽師
笙(しょう)・ 篳篥(ひちりき)・ 竜笛(りゅうてき)
場 所 : 金谷ホテル歴史館 侍屋敷2階8畳間(バードの間)
料 金 : 金谷ホテル歴史館に入館のお客様にご覧いただけます。
≪入館料≫ 大 人  550円(税込)
小学生     275円(税込)


【日光東照宮の雅楽】

雅楽は、日本古来の歌舞と東アジア大陸伝来の器楽と舞が融合し日本化したものと、その影響を受けて新しくできた歌の総体です。平安中期に完成した日本最古の音楽であり、古典芸能の源流といえます。日光東照宮に雅楽の制度がおかれたのは、三代将軍德川家光公による寛永の造替が完成した翌年の寛永14年(1637)で、それ以前、元和3年(1617)東照大権現の日光御鎮座から約20年間は、祭典・儀式などの都度、京都の樂人に依頼して奉仕していました。

明治時代以降は、東照宮に奉職する神職や巫女が、雅楽を演奏したり舞を行う楽師を任命され、毎年夏に宮内庁楽部の先生方の御指導をいただき、技術の向上に励んでいます。現在は、東照宮神職12名、巫女約15名が、さまざまな祭典・儀式等に奉仕しています。

【金谷家と雅楽】
寛永14年(1637)、東照宮楽部が創設されて以来、20年間奉公した初代を始めとして、金谷家は代々楽師として笙役を担い東照宮に奉公して参りました。3代目から帯刀を許され、7代目が奉公中に東照宮から拝領した自宅がこの侍屋敷です。その後、9代目善一郎が家督を継ぐと間もなく、時代は明治を迎えます。時の移り変わりに、外国人旅行者に自宅を宿(金谷カテッジイン)として提供を始めた善一郎は、明治22年(1889)楽師の職を辞し、明治26年(1893)西洋式リゾートホテル金谷ホテルを開業しました。